「相続は死亡によって開始」(民法882条)します。
ここで是非気をつけたいのは、相続は相続するものの意思に関係なく、相続が開始することです。
通常の、誰かに何をあげる場合(贈与契約)と比べてみましょう。例えば、あなたが誰かから住宅を貰おうとする場合には、相手の「この家をあげるよ!」というだけでは足りません。受け取るあなたの「貰い受けるよ!」等の贈与を受ける意思の表示が贈与契約の成立に必要です。(民法549条)つまり、あなたが受け取るつもりのないものについて、あなたが何もしなかった場合、受け取る義務は当然発生しません。
しかし、相続の場合は異なります。例えば、配偶者が亡くなった場合、その借金が多くて債務するつもりが無かったとしても、あるいは「相続する!」と言わなかった場合でも、何もしなかった場合には自動的にその債務を引き継いでしまうことになります。
人の死はある日突然やってきますが、それはすなわち、相続も突然やってくることを意味します。そして、相続には財産調査から税金の納付といった様々な手続きが必要です。
遺産相続の開始
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