遺言書の確認

税理士法人FarrowPartners(横浜市都筑区/青葉区)|遺言書の確認

  1. 税理士法人FarrowPartners >
  2. 相続手続きに関する記事一覧 >
  3. 遺言書の確認

遺言書の確認

相続は、原則民法に従った相続分(法定相続分と言います)に従って、近親者が相続することになります。

しかし、遺言がある場合には、遺言によって指定された遺産分割を行う、(民法908条)、法定相続分とは異なる相続分で相続する(民法902条)ことになります。

なので、もし親族が亡くなった場合には、相続の検討を始める前に、遺言書があるかどうかを確認する必要があります。

特に、自筆証書遺言の場合は、遺言の際に証人や立会人が要求されないため、誰にも遺言書の存在を伝えていない可能性もあります。

また、遺言者本人が書いた遺言書なのか(偽造・変造されていないか)、その遺言書が本人が書いた最後のものなのか(後日別の遺言書を書き残していないか)をチェックする必要があります。

さらには、遺言書を書くには法律の定める要件に従う必要があります。(民法968条1項)
自筆証書遺言の場合は、①遺言の内容となる全文、②日付、③氏名を自書し、かつ④押印することです。
これらの要件を欠く遺言書は効力を生じないことになります。

これらのすべての条件を満たし遺言書が有効なのか、家庭裁判所で検認が必要です。(民法1004条)

このように、遺言書がある場合には、それが有効かどうか確認し、また有効な場合は遺言書に基づく相続が行われることになるから、相続の方針が法定相続の場合と大きく異なってくることになります。

税理士法人FarrowPartnersが提供する基礎知識

  • 相続人の調査

    相続人の調査

    もしあなたが相続人になったら、他に誰が相続人なのかを確認する必要が...

  • 相続税生前対策

    相続税生前対策

    相続税とは、人の死亡を原因として財産を取得した人に課される税金です...

  • 遺産分割協議書の作成

    遺産分割協...

    遺産分割協議書とは、亡くなった方の遺産の分割方法についての協議を行...

  • 相続税の申告・納付

    相続税の申...

    相続税の申告・納付は相続が開始した日、つまり被相続人が亡くなった日...

  • 税務調査の流れと注意点~法人編~

    税務調査の...

    税務調査は突然調査に来るようなイメージがあるかと思いますが、実際は...

  • 生前贈与の活用方法

    生前贈与の...

    生前贈与とは、生きているうちに子や孫といった次の世代に財産を移転す...

  • 遺言書の確認

    遺言書の確認

    相続は、原則民法に従った相続分(法定相続分と言います)に従って、近...

  • 配偶者居住権とは

    配偶者居住権とは

    ・配偶者居住権とは 配偶者居住権とは、被相続人の財産に属した建物...

  • 任意後見制度とは

    任意後見制度とは

    任意後見制度とは、認知症などで判断能力が落ちてきたときに備えて、前...

税理士法人FarrowPartnersの主な対応地域

ページトップへ