遺産分割裁判

遺産分割を行う際,協議・調停でも合意が得られなかった場合には,遺産分割審判によって決着をつけることになります。

遺産分割調停が不成立に終わった際、話し合いは次の段階の遺産分割審判へ、自動的に移行します。

遺産分割審判は、れっきとした「裁判」です。つまり、家庭裁判所が指定した審判期日に、家庭裁判所へ出頭する必要があります。また、審判手続の場合、調停のように調停委員が交互に事情を聴くという形式ではなく、相続人が同じ場所に集まり、裁判官が進行を指示しながら手続きを進めていくことになります。

もう一つ遺産分割調停と異なることは、遺産分割審判において、訴訟と同じように、各相続人が書面で事実や法律上の主張をし、それを裏付ける各種の書類や資料を提出する、という方式をとることです。そして審判手続は、各相続人が主張や資料提出を終えるまで、第一回、第二回…と続いていきます。

最後に、裁判所がどのように遺産分割をすべきか決定することになります。こうして、遺産分割は終了となります。

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